トラリピやらループイフダンの失敗例や欠陥やら思うこと

FXコラム

トラリピ(トラップリピートイフダン)やらループイフダンのようなサービスを前面に出したWeb広告が増えてきたのでなんとなく僕が思うことを書きたいというコンセプトの記事です。

基本的に僕の立ち位置はトラリピ・ループイフダンをあまり良いモノだと思っていないことを念頭に置いておいていただけるとありがたいです。

あと、実際にトラリピを利用したことは無く、システムを理解していると思っている程度の知識量なので、間違いもあるかもしれません(たぶん間違いはないと思うけども)

というわけで、トラリピやらループイフダンについて思うことをかる~いアンチ視点から書いていきたいと思います。

ちなみに、特許やら商標やらの関係で名前は違うけどトラリピとループイフダンは中身は同じものです(権利関係については詳しくは知りません)

トラリピ・ループイフダンってどんなシステム?

tra-repe-01

トラリピ・ループイフダンのシステムはこんな感じ。

下がったら買いポジを積んでいって上がるまでまって、上がってきたら売って利益を出すシステムになってます。

もちろん売りから入って買い戻すっていうパターンのシステムもあり、自分でシステムを選択することができます。

え?画像ではレートが戻ってきて利確できてるけど、レートが戻ってこなかったらどうするかって?勝率を高めるためにレートが戻ってくるまで含み損に耐え続けるんだよ!

トラリピ・ループイフダンが流行っている経緯

トラリピisめっちゃ流行ってる

まずはトラリピ・ループイフダンが流行っている経緯から考えていきたいと思います。

流行にはやっぱ理由があるから、その背景も知っておくことは重要かと。

バレンタインデーが製菓企業の陰謀であるように、トラリピ・ループイフダンにもそういう背景があんのよ的なことは知っといて損はないしね。

アフィリエイトサイトの増加

トラリピ・ループイフダンが流行っている経緯の1つとして、アフィリエイト報酬を目的としたトラリピ・ループイフダン紹介サイトの増加があります。

こういったサイトでは、トラリピ・ループイフダンのメリットが過大に評価されていることが多いです。

読者が紹介サイトを読んで「トラリピ・ループイフダンをやろう!」と思わないと、アフィリエイト報酬にはつながらないからね。

もちろんアフィリエイトは僕もやってるし、アフィリエイト自体を否定するつもりはないです。

でも、トラリピ・ループイフダン紹介サイトにおいて、メリットばかりを強調してデメリットを紹介しないってのはアンフェアだよねと思います。

試しに「トラリピ」「ループイフダン」みたいなワードをグーグルで検索すると、上位に表示されるサイトにはほとんどデメリットは書かれてない。

自分上げじゃないけど、僕はちゃんと自動売買のデメリットとか語ってるからね!!!

ってわけで、トラリピ・ループイフダンが流行っている経緯としてはメリットを強調したアフィリエイトサイトの増加が原因の1つだと思ってます。

やっぱ失敗例もちゃんと紹介しろよと思うんだよね。

まあ、ぶっちゃけそんな情報が不十分なアフィリエイトサイトだけを読んでトラリピを始めるような人は、どんな投資をやってもカモにされてしまう可能性が高いと思いますが…。

勝率の高さアピール

トラリピ・ループイフダンのアフィリエイトサイトで見かけるのが「勝率98%のシステム」みたいな感じの煽り文句。

当然、誇大広告は企業的にもNGなのでこの勝率は実際に正しい数字です(下の画像を見ても分かるようにホントに勝率98%のシステムは存在しています)

ループイフダン勝率

この勝率の高さのカラクリについては後で詳しく書きますが、とりあえず、投資初心者にとってこの勝率の高さというのは魅力的に感じるはず。

「勝率98%でコツコツ勝てる!」って言われたらスゲーって思うのは普通だし、僕もスゴイと思う。

いろんなアフィリエイトサイトでもその煽り文句が書かれているし、勝率の高さアピールは結構効いてるんじゃないかなぁと思います。

すげーよ勝率98%って…僕も勝率98%になりたい

初心者でも簡単にできて失敗しにくい

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トラリピ・ループイフダンが流行る理由としては投資初心者であっても簡単に始めることができて失敗しにくい点も見逃せないと思う。

始め方はトラリピ・ループイフダンを提供しているFX業者で口座を開設して、入金してトレードシステムを選ぶだけでオーケーです。まじで簡単。

あとは自分が選んだトレードシステムが勝手にトレードをして口座の金を運用してくれるって感じです。

トレードシステムもランキング形式になっていて、成績が良いものを選べば簡単に勝てるぜってのがウリになってます。

初心者でも簡単に始められるってのは完全に同意(失敗しにくいかどうかは諸説ある)

普通の自動売買をやろうと思うと、EAを入手してVPS契約してVPS上にMT4を立ち上げてそのMT4にEAをセッティングして…みたいな感じでわりと面倒くさい。

トラリピ・ループイフダンが有益かどうかはさておき、敷居の低さっていう点はホントにいいと思う。

トラリピくんがわりとかわいい

あざといけどかわいい。個人的にこういうキャラは好み。

トラリピ・ループイフダンのデメリット

こっからが本題で、トラリピ・ループイフダンのデメリットについて。

メリットについては勝率だとか簡単だとか上で簡単に書きましたが、もっと詳しくメリットを知りたいという人は他サイトを参照して下さい。

ここではデメリットだけを書いてくぜって感じなのでよろしくお願いします。

勝率が高い理由の裏側には高いリスクあり

トラリピ・ループイフダンの勝率が高い理由には裏があります。

簡単に言うと、トラリピ・ループイフダンは損切をほとんどしないので勝率が高くなります。

なので極端な例ではありますが、勝率98%で49勝1敗だとしても収支がマイナスになる可能性があるということです。

どっかで見た情報によれば、為替のレートが動いたとしても、それは90%以上の確率でもとのレートに戻ってくるそうです(90%以上ってのがホントかどうかは知りませんが、高い確率で戻ってくるのはホントです)

でも、レートが100%戻ってくる保証は無いし、戻ってこなかったらヤバイやんってなる。

数十年前の話にはなるけど、ドル円とか360円の時とかあったわけだからね。そんな感じで戻ってこないこともあるってのは知っとくべき。

普通に軽い損切を設定してて勝率98%とかあり得ないですからね。高い勝率の裏にはリスクがあるってことをアフィリエイトサイトはちゃんと書こうなって思う。

含み損に耐える期間が長い

損切をしない、もしくは損切が深いということは金銭的にもリスクがありますが、メンタルにもリスクを負います。

含み損が膨らんだ状態で生活するってのは想像以上に苦しいものです。

短期で損切が浅いトレードしかしない僕でも含み損を抱えているのって結構ツライですからね。

それが長期トレードとなり、損切が深いとなれば、生活にも悪影響を及ぼすというものでしょう。

損切ってのは収益だけでなく、生活上のメンタルにおいても重要なことです。

含み損に耐える期間が長いってのは収益以上にキツイことだよってのは知っておいた方が良いです。これに関してはアフィサイトでも書かなくても良いかなとは思うけども。

ランキングシステムの弊害

トラリピランキング

ランキングから成績の良いシステムを選べばオッケーで簡単に勝てる、みたいな情報がアフィサイトで散見されました。

成績が良いシステムを選ぶってのは間違いではないけど、トラリピ・ループイフダンの成績とか1回の敗北で大きく変わるものだからランキングはあんまり当てにならないっしょって思う。

ランキング上位のシステムは今までババを引かなかったってだけで、今後ババを引かない可能性が無いってわけじゃない。

で、もしババを引いてトレードに失敗した場合には、そのシステムはランキングから陥落して新しいシステムが上位にランクインするって感じになる。

ってわけで、失敗したシステムは人の目の触れないランキング下位に移動して、ランキング上位には良い成績のシステムが存在し続けることになる。

なので、こういう損切が深いタイプのシステムは成績ランキングってほとんどあって無いようなものだと僕は感じます。

ランキング上位のヤツを選べば大丈夫ってのはあんまり良いアドバイスではないように思うんですよね、僕は。

そりゃーランキング上位のトラリピ・ループイフダンのシステムは損切を運良く回避して生き残ってるんだから、成績もよくなりますよねー今後はどうなるかわからんけど。って思う。

アフィサイトの歪んだ情報

どっかのトラリピ・ループイフダンのアフィサイトで書いてあったことだけど「システムによっては含み損はそんなに増えない」というような情報がありました。

そのサイトで紹介してあったシステムは「含み損がある時は新しいポジションを追加しない」というシステムでした。

イメージとしては下の画像のような感じ。

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含み損がある時にはポジションを追加せずに耐えるから、これなら含み損はそんな増えないよねってなるのは分かる。

でも、これって戻ってこない間は資金が拘束されるんじゃね?

せっかく投資用に準備した資金が、1つのポジションが含み損になったことで回らなくなったら全然増えないし、どうなん?って思う。

だったら損切を早めにして新しいトレードを再開するなどして、もっと積極的にだな…って思う。

極端な例を出すと、トラリピ・ループイフダンをスタートして初日に含み損ポジ抱えてそこから1年戻ってこなかったら、1年間でトレード1回(しかも未決済)ってなるんやで。

こんな情報を出して「含み損はあんまり出ないから大丈夫!!!!」って言われても、うーむってなるよね。

ってことでね、アフィサイトはトラリピの良い面を誇張して悪い面をほとんど紹介していないのがなーっ思う。

インターネッツ上の情報はわりと歪んで表現されることがあるし、一方向からしか見てない情報とかもあるから注意が必要だよねって話。

トラリピ・ループイフダンについて思うこと

わりとここまでトラリピ・ループイフダンを悪者のように書いてきましたが、僕は別にトラリピ・ループイフダン自体が悪いものだとは思っていません。

デメリットをしっかりと理解してトラリピ・ループイフダンを実践するのはアリだと思います。

まー僕自身は含み損に耐える時間が長いのイヤだから手はだしませんが…。

レートが逆行しないと儲からない上に、逆行しすぎるとこんどは含み損で苦しむことになるってのは個人的には嫌い。

もちろん、長期トレンドの押し目とかで利用できれば儲かるし、トラリピをやるメリットも当然あります。

別に、トラリピ・ループイフダンは100%失敗するとか欠陥品だとか言うつもりも無いし、EAを利用した自動売買に誘導するつもりも無いです。

ただ、デメリットを隠して情弱を吊ろうとする業者やアフィサイトに対して、ちろっとアンフェアさを感じてるだけです。

「脅威の高勝率」や「初心者でも簡単に儲かる」みたいなチャッチコピーで興味を持った人はちゃんと背景を考えた方がいいよってのを提起したかったってのがこの記事の趣旨です。

まとめ

なんかトラリピ・ループイフダンの悪口を書いた邪悪な記事みたいになってしまったけど、まあ一個人の意見なので軽く参考にしてもらえればって感じで読み流してよし。

もちろん欠点もあるけど、上手く利用すれば儲けられるってのは正しいことだし、まあなんでも使い方しだいってことだよね。

これから何か始めようって人はインターネッツで情報を探すことが多いと思うけど、情報の表層だけを見てると失敗につながることもあるから注意。

やっぱね、ちゃんとメリットとデメリットをしっかりと紹介してあるサイトの情報を信頼すると良いですね。

というわけで、トラリピ・ループイフダンに興味がある人は、メリット・デメリットを理解した上での利用をおすすめします。

実際、情報ばっか探して動き出せないと時間もったいないし、実践して学んだ方が早いって説isある。学習が伴った上で行動早いってのは善だと思う。

それと、トラリピ・ループイフダンは実践してないので「ここ間違ってるよ!」みたいなことあって暇だったらコメント等で教えて頂ければ幸いです。

あートラリピ最高!ループイフダン最高!って絶賛してメリットを強調した記事を書いて広告貼って儲けたい人生だった。以上。

トラリピ・ループイフダンやるならまともな業者でやった方がよいよということで「マネースクウェア・ジャパン」か「アイネットFX」をおすすめしときます(この記事を読んで口座開設する人がいるかどうかは怪しいけども)

変な業者でトラリピ・ループイフダンやるのはリスク高すぎますから。やるのであれば怪しげな業者ではなく、しっかりとした業者を利用するようにしましょう。

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▼マネースクウェア・ジャパン▼

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▼アイネットFX▼

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この記事からアフィ報酬発生したらトラリピ・ループイフダンに感謝しながらその金で寿司たべたい。

コメント

  1. autotrader より:

    手数料がクソ高いというのもデメリット。
    トラリピドル円実質スプレッド10銭とか異常すぎる。
    こんなの単なる証券会社の手数料稼ぎ回転売買システムです。

    • のぶろう より:

      手数料の件、教えていただきありがとうございます。
      調べてみたらトラリピは手数料+スプレッドで相当持っていかれるんですね…
      システム利用料と注文手数料が合わさったものと考えても、この手数料はちょっと高すぎるように思います。
      ループイフダンの方は手数料はまだマシみたいですが。
      いずれにしろ、個人的にはあまりおすすめはできないサービスではありますね…

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