FXにおける通貨ペアの概念を理解しよう

通貨をトレードする際には単純に通貨を買うということはできません。

たとえば株の場合であれば、株を買うという行為を単純に行えるのですが、FXの場合はちょっと違うんですね。

FXの場合には何かの通貨を買うと同時に何かの通貨を売る必要があるのです。

今回の記事では、売る通貨と買う通貨の組み合わせである「通貨ペア」の概念を解説していきます。

通貨ペアとは?

通貨ペアとは「2種類の通貨の組み合わせ」のことを指します。

基本的に、FXは通貨ペアの表記をする際には、2種類の通貨ペアの名前の間にスラッシュを入れて通貨ペアを表します。

つまり、米ドルと日本円の通貨ペアの書き方は「米ドル/日本円」という表記になる。

FXでは証拠金を担保にして取引をするので、円絡みではない通貨ペア(例えばユーロ/米ドル)も取引することができます。

ちなみに、通貨ペアにおける通貨の表記順は決まっていて「米ドル/日本円」という表記が正しく、「日本円/米ドル」という表記は基本的にはされません。

通貨ペアの表記順による違い

通貨ペアの表記の前後には大きな意味があるので知っておくべきです。

冒頭でも書いたように、FXでは「米ドルを買う」というような通貨単体での取引はできません。

できるのは「日本円を売って米ドルを買う」という売るものと買うものが存在する取引です。

この取引を通貨ペアで表すと「米ドル/日本円を買った」ということができます。

それは、FXでは通貨ペアのスラッシュの左側に書かれた通貨を「基軸通貨」とし、右側のに書かれた通貨を「決済通貨」としているからです。

基軸通貨(左側に書かれている通貨)が買われればその通貨ペアを買ったことになり、基軸通貨が売られればその通貨ペアを売ったことになります。

つまり「米ドル/日本円を売った」と言えば、米ドルを売って日本円を買ったということになります。

通貨「ペア」を売り買いするというのは理解しがたいかもしれませんが、通貨ペアの表記順には重大な意味があるので理解をしておくといいでしょう。

通貨の種類はどれぐらいあるのか?

世界では様々な通貨が流通しているが、一体どれくらいの通貨が存在しているのでしょうか?

ウィキペディアで調べてみたら世界には172の通貨が存在しているそうです(2015年6月現在)

つまり、通貨ペアの数は全部で29412個(172×171)あることになります。

万を超える通貨ペアがあるわけだが、実際にはFXで利用される通貨ペアは100以下になっています。

その理由は、172通貨のうちの大半の通貨が世界に流通していないので値動きがほとんどなく投資には向いていないからです。

僕が個人的に使っている通貨は「米ドル」「日本円」「ユーロ」「英ポンド」「スイスフラン」「カナダドル」「豪ドル」の組み合わせだけ。

基本的に、投資家に利用される通貨ペアはごくわずかしかないです。

覚えておきたい通貨ペア関連の用語

通貨や通貨ペアを表現する際には、特別な用語が使われることもあります。

特によく使われる用語として「メジャー通貨」「マイナー通貨」「ドルストレート」「クロス円」というものがある。

この4つの用語についての意味を簡単に説明していきます。

メジャー通貨とマイナー通貨について

通貨ペアには「メジャー通貨」と呼ばれる通貨と「マイナー通貨」と呼ばれる通貨が存在します。

ここではメジャー通貨とマイナー通貨について解説をしていきます。

メジャー通貨

メジャー通貨は「主要通貨」とも呼ばれ、流通量が多く世界中での取引が多い通貨を指します。

一般的にメジャー通貨に該当するのは「米ドル」「日本円」「ユーロ」「英ポンド」「スイスフラン」の5つです。

また、この5つの通貨に「カナダドル」「豪ドル」を含めたものがメジャー通貨とする説もあります。

ちなみに、世界3大通貨というと「米ドル」「日本円」「ユーロ」を指します。

メジャー通貨は流通量・情報量が多いので比較的安全に取引ができ、またスプレッド(取引手数料)も狭いので利益を出しやすい。

FX初心者であれば、メジャー通貨の組み合わせだけを利用しておけば十分でしょう。

マイナー通貨

マイナー通貨とはメジャー通貨以外の通貨を指します。

つまり、メジャー通貨を7つとすると、それ以外の165通貨はマイナー通貨ということです。

マイナー通貨の中には金利が高い通貨が存在しているので、それなりに取引されている人気通貨もあります。

しかしながら、マイナー通貨は流通量が少なく不安定で、スプレッドも広いので初心者にはオススメはできません。

ドルストレートとクロス円

メジャー通貨やマイナー通貨以外でよく使われる言葉で覚えておきたい言葉は「ドルストレート」と「クロス円」です。

ここではその2つの言葉の意味を解説していきます。

ドルストレート

通貨ペアの中でも、米ドルを含む通貨ペアを「ドルストレート」「ストレート通貨」「ドルスト」などと言います。

例をあげると「米ドル/日本円」「ユーロ/米ドル」「英ボンド/米ドル」などです。

通貨ペア別の取引高のシェアでは、9割がドルを絡めた取引であり、世界で最も取引がされているのが米ドルです。

クロス円

クロス円は円絡みの通貨ペアで、米ドルを含まない通貨ペアのことです。

つまりクロス円とは「米ドル/日本円」以外の円絡みの通貨ペアのことを指します。

例をあげると「ユーロ/日本円」「英ポンド/日本円」「スイスフラン/日本円」などだ。

現在、世界の基軸通貨は米ドルなので、米ドル以外の通貨と日本円を取引する際には米ドルをクッションにして通貨レートが算出されます。

簡単に言えば、ユーロ/日本円のレートを算出する際には、ユーロ/米ドルと米ドル/日本円のレートを掛け合わせることで算出されるということです。

通貨コードについて

ここまで、通貨を「米ドル」「日本円」などの日本語で表記してきましたが、一般的にはFXの世界では通貨を「通貨コード」で表記します。

通貨コードは、通貨をアルファベット3文字で表したもので、世界共通で統一して使われているものです。

たとえば、米ドルはUSD、日本円はJPYといったように表記します。

通貨ペアを表記する際も、通貨コードで表記されることが多いので、少なくともメジャー通貨の通貨コードは知っておくとよいでしょう。

ちなみに通貨コードで通貨ペアを表すとUSD/JPYやEUR/USDといった感じになります。

下にメジャー通貨の通貨コードをまとめておきました。

通貨コード 通貨名 主要な通貨使用国
USD 米ドル アメリカ合衆国など
JPY 日本円 日本
EUR ユーロ EU
GBP 英ポンド イギリス
CHF スイスフラン スイス
CAD カナダドル カナダ
AUD 豪ドル オーストラリア

これだけの通貨コードを知っておけばまずは十分でしょう。

見慣れない通貨ペアを見かけたらその都度調べるようにすれば徐々に知識が身についていきます。

こういった事は一気に頭に入れてもなかなか覚えきれないと思うので、実践しながら徐々に勉強していくとよいでしょう。

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