現在、僕がリアル口座で利用しているEAの1つである「BandCross3 EURUSD」
fx-onで販売されている数あるEAの中でも、特にユーザーの多いEAの1つです。
販売開始当初は特に注目されることはありませんでしたが2014年の中盤くらいの時期に、優秀なフォワード結果が注目されて一気に購入者が増加しました。
今回は「White Bear Z USDJPY」の詳細なデータを提示し、個人的な評価・レビューを紹介していきます。
「BandCross3 EURUSD」の概要
まず最初に「BandCross3 EURUSD」の概要について簡単に紹介しておきます。
EAの名称:BandCross3 EURUSD
取引スタイル:デイトレード
通貨ペア:EUR/USD
最大ポジション数:1
テイクプロフィット:40pips
最大ストップロス:90pips
[aside type=”normal”]「BandCross3 EURUSD」の公式ページ[/aside]
「BandCross3 EURUSD」の特徴
BandCross3 EURUSDはデイトレード系のEAで多くのユーザーに利用されている人気のEAです。
EAの購入者は600人を超えていて、forex.comのキャンペーンでの利用者が300人を超えているので1000人近いユーザーに利用されていることになります。
ここからは「BandCross3 EURUSD」の特徴や機能を紹介していきます。
BandCross3 EURUSDのロジックについて
BandCross3 EURUSDのロジックはデイトレードで短期のトレンドに順張りでエントリーをするというものです。
BandCross3 EURUSDの公式販売サイトに詳しいEAの説明があるので引用しておきます。
Bandcross3は比較的相場が落ち着いている時に短期トレンド方向にエントリーし、数分~数日間(最長3日半)ポジションを保有します。
トレンド判定/エントリーには統計的分析と各種フィルタを併用したロジックを採用し、クローズにはリミット/ストップ設定以外に相場の状況を判断して自動的に手仕舞いを行うAutoClose機能とポジション保有制限時間によるTimeOutClose機能を実装しており、素早い利益確定と長期間大きな含み損を抱えることのない効率の高いトレードを行います。
第1ポジションを保有した後に相場が逆方向に動いた場合、第2ポジションをエントリーしますが数種類のフィルタ条件をクリアした場合のみエントリーするため一方的な逆行時にポジションを追加して損失を拡大することを防ぎます。
最多保有ポジション数は2つであり万が一のストップロス発生時も限定的な損失にとどめることが可能な設計となっています。
時々損切を行いながら着実に利益を積み上げてゆくタイプのEAであり小額の証拠金や初心者の方にもお使い頂けるものになっております。
販売当初はこのようになっていましたが、2ポジションで最大400pips以上負けてしまうようなハイリスクなロジックとなっていて一時期不調に陥り、おおきなドローダウンを連発していました。
そこで、Bandcross3の根本的な改良がおこなわれ、結果として1ポジションでストップロスの浅いEAに生まれ変わりました。
新しくなったBandcross3の説明については以下の公式販売サイトであるfx-onに記載された情報を転載します。
1. 重要指標/イベントの影響最少化
(1) 日本時間の昼間にエントリー
比較的相場の安定している日本時間9:00~16:00のみエントリー可能に変更しました。(欧州夏時間期間中は8:00~15:00)
(2) 当日決済
米国の重要指標発表による大きな価格変動の影響を回避するため保有ポジションを日本時間20:00に強制クローズするデイトレードタイプに変更しました。(欧州夏時間期間中は19:00)
(3) 週末イベントの影響回避
週末イベントなどで不安定な相場でのエントリーを回避するため月曜日はエントリーを制限しています。2. 個別トレードのリスク低減
(1) 最大ポジション数の制限
最大ポジションを1(初期値)としトレードのリスクを低減しました。また、複数ポジションで運用する場合もナンピンは行わず利益拡大のチャンスと判断した場合のエントリーに限定し、相場が逆行した場合にポジションを増やして損失が拡大しないようにしています。
(2) 損切りレベルの見直し
AutoCloseの最大S/Lを75pips、個別ポジションのS/Lを90pipsとして大きな含み損を持たないようにしました。3. ポジション保有時間の短縮
エントリー可能時間終了後はセーフモードを発動しT/Pレベルを低減するとともに5分足確定前でも目標T/P到達時点で利益確定するリアルタイムクローズによって早期手仕舞いを行います。
(目標T/Pは通常時24pips、セーフモード時20pips、個別ポジションのT/P設定は40pips
メチャクチャ簡単に言うとリスクを大幅に低下させる改良を行ったという感じですね。というかもはや最初とは別のEAと言っても良いレベルに改良がされています。
ちょっと長いですが購入するのであれば、しっかりと仕様を見ておきましょう。
優秀なフォワード結果
EAを評価する上で最も重要なのがフォワード結果です(上の画像は2013年10月~2015年8月までのフォーワード結果)
2015年2月~2015年5月は不調ではあったものの、それ以外の時期では安定した取引を行い利益を徐々に拡大させていることがわかります。
特に2013年10月~2014年1月の期間の成績はすさまじく、結果が良い月には500pips以上の利益を生み出しています。
当然、全部のトレードに勝てるわけではないので負けが重なるときもありますが今までのデータを見ても優秀なEAであることに間違いはないと言えるでしょう。
最新のフォワード結果や更に細かいデータを見たいという人はBandCross3 EURUSDの公式販売ページを確認してみるとよいでしょう。
[aside type=”normal”]「BandCross3 EURUSD」の公式ページ[/aside]
トレード時間が限定されている
BandCross3 EURUSDは24時間稼働するEAではなく、トレード時間が日本時間の16時~翌朝1時に限定されています。相場は時間によって動き方が異なるのでトレード時間を限定しているEAはそこそこ多いです。
トレード時間が日本時間の16時~翌朝1時というと、アメリカの経済指標の発表がある時間帯です。
雇用統計のような超重要指標が発表されるような場合には、BandCross3 EURUSDの自動売買を停止しておいた方がよいでしょう。
ちなみに、fx-onで公開されているフォワードでマイナス収支になっている2015年2月~2015年5月の期間でも、重要指標等を避けて運用した僕のMT4ではプラス収支になっています。
自動売買EAはリスクを低減するようには作られていますが、経済指標等のリスクを避けることでさらに低リスクのトレードができるようになります。
[aside type=”normal”]追記(2017/3/9)
改良によって重要指標のあまり無い日本時間9:00~16:00に稼働するように変更されています。[/aside]
リスクが低め
BandCross3 EURUSDは最大ポジション数が2つで最大ストップロスが100pipsに設定されています。
リスクは限定されているしそのリスクもそれほど大きくはないので、BandCross3 EURUSDはリスクが低めのEAと言えるでしょう。
ちなみに、金曜日にポジションを強制決済するような機能は搭載されていないので、ポジションが週をまたぐ可能性がある点に注意です。
土日のトレード不可能の時間に為替に大きな影響を与えるニュースがあると思わぬ損失を出してしまう場合もあります。
人によって自動売買への考え方は異なりますが、個人的にはリスクを減らすためにも週をまたぐようなポジションを持っている場合には手動で決済することをオススメします。
[aside type=”normal”]追記(2017/3/9)
改良によって最大1ポジションで最大ストップロスが90pipsのさらに低リスクのロジックに変更されています。[/aside]
BandCross3 EURUSDの評価
BandCross3 EURUSDはリスクが限定されていて、フォワード結果も良好であるため、オススメできるEAの1つです。
ただ、指標を避けたりするなどの若干のケアが必要な場面も多いので、個人的には自動売買初心者にいきなりオススメできるEAではないように思います。
ですが、1度のトレードで得る利益が大きく僕の自動売買の収益の柱になっているEAなので、優良なEAであることに間違いはありません。
自動売買を初めて少し経験を積んだら、BandCross3 EURUSDの運用を考えてみると良いと思います。
以上「BandCross3 EURUSD」評価・レビューでした。
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