EAを選ぶ際には絶対におさえておきたいポイントというものがあります。
ネット上には詐欺EAが多く出回っていて、購入してしまっている人も結構いるようですね。
詐欺EAは売り込みが上手く「これなら儲かる!」と感じさせるようなセールスレターが書かれているケースが多いです。
実際、詐欺EAのセールスレターを読んで魅力を感じて購入の誘惑に駆られるFX初心者は多いと思います。
実はこういった詐欺EAには特徴があり、ポイントを抑えておけば回避することは難しくないです。
今回の記事では、詐欺EAを回避するために抑えておくべきポイントを解説していきます。
詐欺EAを回避するためにおさえておくべきポイント
詐欺EAには以下に列挙したような特徴があります。他にも細かいポイントもありますが、とりあえずこれだけはおさえておくべきというものを挙げました。
ちなみに、その項目に該当するEAが詐欺である可能性が高いものには高い危険度をつけています。
[aside type=”warning”]詐欺EAを回避するためにおさえておくべき9のポイント
1.フォワードテスト(口座での運用実績)の記載がない
2.EAの成績をバックテスト結果を根拠に語っている
3.「月利◯◯%」という表示が多い
4.多通貨ペアで使用が可能になっている
5.販売ページが1カラムで構成されている
6.販売終了まであと◯◯日のようなカウンターがある
7.EAのロジック説明がない
8.「ご利用者様の声」とかいうふざけた項目がある
9.不安を煽るような煽り文句が多い[/aside]
思いついたものを書いていったら結構多くなってしまいましたが、これから9つの項目についてそれぞれ解説していきます。
1.フォワードテスト(口座での運用実績)の記載がない
フォワードテストの公開がないEAは論外です。
EAに興味を持って購入を迷っているのだとしたら、まずは販売ページにフォワード結果が表示されているかを確認すべきです。
フォワード結果が表示されていないのであれば、そのEAは詐欺EAの可能性が高ですね。
フォワードの結果が良好ならば、その結果を出すことで信用を得ることができるわけだから、フォワード結果を出すことは販売業者にとってもプラスになります。
つまり、フォワードを出していないということは、何かしらの不都合があるということが予想されるってこと。
この手のEAは詐欺EAの可能性が非常に高い。フォワード結果が表示されていないEAは絶対に回避するべきポイントの1つです。
[aside type=”warning”]フォワードテスト(口座での運用実績)の記載がない
危険度:★★★★★[/aside]
2.EAの成績をバックテスト結果を根拠に語っている
バックテストというのは、過去の相場にEAを適用した場合のテスト結果です。
実は、バックテストのデータは改ざんしようと思えばいくらでも改ざん可能。
また、改ざんしなくても「カーブフィッティング」という手法でEAを極端に過去の相場に最適化してバックテストの結果を良くすることもできる。
バックテストの結果は数字の羅列として表示されるので説得力があるように感じますが、実際は後出しのじゃんけんのようなもの。
もちろん、バックテストの成績が悪いEAは論外ですがバックテストを過信しすぎることも良くないです。基本的にEAの成績を語るのであれば、後出しの不可能なフォワードの結果を示して語るべき。
ということで、バックテストの結果を根拠にして成績を語るEAも論外です。
[aside type=”warning”]EAの成績をバックテスト結果を根拠に語っている
危険度:★★★★★[/aside]
3.「月利◯◯%」という表示が多い
詐欺EAの売り込みで最も多いと思われるのが「月利◯◯%」という売り込み文句です。
たとえば、「平均月利30%」と書いてあれば「凄い」と思うのが普通だと思います。3ヶ月で資産が約2倍になるわけだし、1年だったら資産は3倍以上になるので普通に考えたら凄いにきまっています。
ただ、FXにはレバレッジというものがあり、海外口座であれば資産の1000倍の資金を利用することも可能。
つまり、口座に100円しか入っていなくても100,000円の取引が可能ということですし、100,000円の取引ができれば100円程度の資金を増やすことはたやすいです。
極端な例ではありますが、レバレッジを全開の1000倍にしてしまえば、少し取引をするだけで月利は簡単に100%を超えることができるということです。
つまり、「月利◯◯%」なんていうのはレバレッジ次第でどうにでもなる単なる飾りのデータにすぎないっていうことですね。
重要なのは獲得pips数であり、月利ではないということを覚えておきましょう。
ということで、「月利◯◯%」という煽り文句が多く、獲得pips数が書かれていない販売サイトは信用するには値しません。
[aside type=”warning”]「月利◯◯%」という表示が多い
危険度:★★★☆☆[/aside]
4.多通貨ペアで使用が可能になっている
絶対というわけではありませんが、多通貨ペアで使用可能になっているEAは避けるべきでしょう。
「2つの通貨ペアで使用可能」程度ならまだ良いですが「10の通貨ペアで使用可能」というEAは詐欺の可能性が高いです。
10種類の通貨ペアで使えるならEA10個分の働きをするからお得と感じる人もいるでしょう。
しかし、1つのEAロジックが多通貨ペアで良い成績を出すことは困難です。
たとえば、EUR/USDで最高の結果を出したEAをUSD/JPYで稼働した場合に良い結果が得られるということは稀ですし、ましてや1つのEAロジックを利用して、3つ以上の通貨ペアで好成績を収めるというのは困難を極めます。
もし、フォワード結果を表示した上で多通貨で好成績を出しているなら話は別だが、単に多通貨ペア利用可能と表示されている場合には注意したほうがよいでしょう。
[aside type=”warning”]多通貨ペアで使用が可能になっている
危険度:★★★☆☆[/aside]
5.販売ページが1カラムで構成されている
ネット上の売り込みページで多いのが1カラムで構成されたページです。
1カラムというのはサイトの構成のことでサイドバーのない縦長のページのことです。ウェブページの構成には基本的には1カラム~3カラムまであります。
1カラムのページはサイドバーが無い分、他の情報に目移りがしないので販売ページ向きであるとされています。
販売ページが1カラムで構成されている場合は確実に詐欺というわけではないですが、売り込みページであるということを理解して身構えるべきでしょう。
基本的に怪しげなEAの販売ページは1カラムでできているということを知っておくだけでも、詐欺EAの回避効果があるとおもいます。
[aside type=”warning”]販売ページが1カラムで構成されている
危険度:★★☆☆☆[/aside]
6.販売終了まであと◯◯日のようなカウンターがある
良いEAというのは、長期に渡って勝ち続けることができるものです。
つまり、良いEAは長期的に売ることができるということです。
逆に言えば、販売終了の期限があるというのは、長期に渡っての運用は難しいと言っているようなもの。
販売ページに販売終了まで◯◯日のような購入を煽るカウンターがあるようなEAは、基本詐欺EAと思ってよいでしょう。
こういったカウンターがついたものはEA以外でも多く見かけるが、手を出すべきではないと思います。
[aside type=”warning”]販売終了まであと◯◯日のようなカウンターがある
危険度:★★★★☆[/aside]
7.EAのロジック説明がない
詐欺EAはロジックの説明が無いものが多いです。
スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ナンピン・マーチンゲールなどのトレードスタイルの表記が一切なければ、購入を控えるべきでしょう。
詐欺EAの販売ページはバックテストの結果などの数字をこれでもかという程表示して力ずくで納得させようとしてくるが、基本的なことが書かれていないものが多いです。
冷静になって見てみれば、EAについての詳しい説明はほとんど無いということに気がつくことも多い。
EAに限ったことでは無いが、販売ページは購買意欲をくすぐるように作られていますが、しっかりと必要な情報が書かれているかを確認することが重要です。
[aside type=”warning”]EAのロジック説明がない
危険度:★★★★★[/aside]
8.「ご利用者様の声」とかいうふざけた項目がある
販売ページに「ご利用者様の声」とかいうふざけた項目があるのであれば、その内容は疑ってかかったほうがよいでしょう。
こんな項目は当然ながら捏造が可能だからです。販売者自身が「ご利用者様の声」を捏造しているというパターンも多いんじゃないかな。
昔の話ではあるが、販売開始当日に「ご利用者様の声」が書かれていた販売ページを見つけたこともあります。
つまり、この項目は捏造されているかもしれないという考えを持って読むべきです。
もちろん、本当に利用者の声を聞いて掲載している場合もあるが、少なくとも注意するにこしたことは無いでしょう。
[aside type=”warning”]「ご利用者様の声」とかいうふざけた項目がある
危険度:★★☆☆☆[/aside]
9.不安を煽るような煽り文句が多い
怪しげな商材のセールスレターでは、読者の不安を煽るような文句を散りばめて購買意欲を高めるという手法をよく見かけます。
セールスレターでのこういった煽り文句は「ブレット」と呼ばれます。ブレットは日本語で言う「弾丸」にあたり、このブレットを数多く打ち込むことによって購入者の共感・不安を煽り、購買意欲を高くするというのが狙いです。
つまり、イメージとしては心に打ち込まれる言葉の弾丸という感じ。
例えば、下のようなものがブレットの一種です。
冷静になって見てみれば、ふざけた煽り文句だと思うかもしれません。
しかし、セールスレターを読んでいる時は、様々な文句や情報によって一種の興奮状態になっていることが多い。
興奮状態にある読者は冷静さを失っているので、ブレットによって購買意欲が高まり「購入しないといけない」という気持ちになります。
セールスレターは冷静に読むべきで、もし購入したいと考えるのであればその場ですぐに申し込むのではなく、一度落ち着いて考えるべきでしょう。
[aside type=”warning”]不安を煽るような煽り文句が多い
危険度:★★☆☆☆[/aside]
まとめ
以上、詐欺EAを回避するための9つのポイントを紹介しました。上に紹介したポイント全てに該当している場合には、絶対に詐欺EAであるというわけでは無いです。
その中には優良なEAがある可能性も十分あるでしょう。
しかし、ゴミの中から良いものを探すよりも、良いものの中から更に良いものを探すほうが簡単だし有意義ですよね。怪しいと思うEAには手をだすべきではなく、信頼のおけるサイトでEAの購入をするべきです。
ちなみに、僕がEAを探したり購入したりする場合には「fx-on」を利用しています。
というか、僕が現在使用しているEAは全部「fx-on」で購入したものです。
fx-onについて
このサイトでは、全てのEAのフォワードテスト・バックテストが公開されていて、EAのロジック説明もされています。
「fx-on」で販売されているEAは100個を超えているので、もちろん、中には購入するべきではないEAも存在しています。
ただ、少なくともEAを選ぶ環境としては僕が知っている中では最高のものです。
もし、これからEAを利用して自動売買をしていくのであれば、fx-onは必ず抑えておくべきサイトの1つです。
下のバナーからfx-onに移動できます。
[btn class=”simple big”]fx-on公式サイトへ[/btn]
fx-on以外にもう1つ個人的にオススメできるサイトがあります。
そのサイトとは無料EAポータルサイト「ゲムトレード」です。
ゲムトレードについて
ゲムトレードは無料でEAを提供していますが、fx-onと同様に全てのEAのフォワードテスト・バックテストが公開されていて、EAのロジック説明もされています。
ゲムトレードが提供しているEAの中にはfx-onで数万円で販売されているものもあり、そのEAも無料で使用することができる。
もちろん、ボランティアではないので無料には訳がありますが、ゲムトレードの仕組みが複雑なので別のページで詳しく説明をします。
「EAにかかる初期投資を抑えたい」という人には是非参考にしてもらえればと思います。
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EA製作者と販売者の関係について
個人的には、1つのサイトで1つのEAを販売しているような場合には購入を避けるようにしています。
それは、EA製作者と販売者が同一人物または密接な関係である場合が多く、EAを売るために情報が歪められている可能性が高いからです。
上に紹介した「fx-on」と「ゲムトレード」はEA製作者と販売者は別であり、EA製作者が出品したEAをfx-on・ゲムトレードが代理で販売・提供するという形態をとっています。
こういった形でビジネスをしているのでEA製作者と販売者の関係はそれほど密接ではなく、この2つのサイトでは情報が歪められる可能性が低くなっています。
ネット上には多くの詐欺サイトがありますが、上記の2サイトは個人的には信用できるサイトであると思っているオススメのサイトです。
これから自動売買を始めようと考えている人は、この2つのサイトをチェックしておくとよいでしょう。
以上、詐欺EAを回避するための9のポイントでした。
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