MT4に対応していてFXの自動売買が可能な業者は国内外にたくさんあります。
個人がFXをするためにはFX業者で口座を開設してその業者の仲介を受けて外国為替の売買をしなければなりません。
今回の記事では、FX業者の選び方を紹介して僕が使っているオススメのFX業者を紹介していきたいと思います。
FX業者を選ぶときに見るべきポイント
上にも書きましたがFX業者は国内外に複数あります。
ということで、どの業者と契約をして自動売買をするのかを選択する必要があります。
ここからは、自動売買をする上でFX業者を選ぶときに見るべきポイントを紹介していきます。
1.MT4に対応している
契約するFX業者がMT4に対応していなければ、自動売買をすることはできません(ミラートレードは別)
ということで、MT4に対応しているFX業者を選ばなければなりません。
海外のFX業者はほとんどがMT4に対応しているけれど国内の業者でMT4に対応している業者は結構少ないです。
また、国内のFX業者でMT4に対応している業者はMT4に対応していない業者と比較して取引手数料(スプレッド)が高くなっています。
「スプレッド狭いな」と思って契約するとMT4に対応していない事があるので、しっかりと確認して契約をするようにするべきです。
例えばスプレッドが狭いことで有名なDMMFXやGMOなんかはMT4は利用できないので、こういった業者で口座を開設しても自動売買を始めることはできません。
2.国内FX業者か海外FX業者を選択する
このサイトを見ている方のほとんどの人が日本に住んでいると思いますが、日本に住んでいても海外FX業者と契約することは可能です。
ということで、これからFX業者を選ぼうとする方は日本のFX業者か海外のFX業者どちらを利用するか選択する必要があります。
日本のFX業者と海外のFX業者では適応される法律が異なるので両者にメリット・デメリット存在します。
つまり、日本のFX業者と海外のFX業者の特徴を知り、自分の取引に有利に働く方を選択する必要があるということ。
では、国内FX業者か海外FX業者では何が異なるのかということを説明していきます。
国内FX業者と海外FX業者ではレバレッジが違う
国内FX業者と海外FX業者ではレバレッジが大きく異なります。「レバレッジ」という言葉を知らない人もいると思うので簡単に説明しておきます。
レバレッジとは、自分の口座に入っている資金に対してどれだけの倍率の取引ができるのかというものです。
例えば、レバレッジが500倍というのであれば、口座に1万円入っていれば最大で500万円の取引をすることができるということです。
少ない資金で大きな取引ができることがFXの強みだと言われますが、それはFXのレバレッジが株などと比較して大きいことが理由です。
日本の国内FX業者はレバレッジの上限の規制が厳しく設定されていて、最大レバレッジは25倍になっています。
一方、海外FX業者の場合は、国や企業によって異なるものの100倍~500倍のレバレッジという高いレバレッジが提供されています。
資金の25倍って十分じゃないの?と思う方もいると思いますが、FXは株と比較して値動きが小さいです。
なので、レバレッジ25倍をフルで利用しても超高リスクの取引はできないです。(もちろんレバレッジを25倍フルにかけたトレードは十分にリスクは高いですが)
また、自動売買でEAを複数使うとなるとレバレッジ25倍ではカツカツもしくは足りなくなってしまうこともあります。
自動売買を初めてしばらくするとレバレッジ25倍に不満を感じることもあるかもしれませんが、これから自動売買を始めようとしている人にとっては、レバレッジは25倍で十分といえるでしょう。
レバレッジについてもさらに詳しい情報は別記事でどうぞ。
[kanren postid=”430″]
英語が分からなくても海外FX業者の契約は簡単!
海外FX業者と契約する際には、英語が分からないといけないと思う人もいると思うけど、日本人向けのサービスを提供している海外FX業者はかなり多いです。
日本の国内FX業者ではレバレッジの規制が厳しいため、海外FX業者のハイレバレッジを求める日本人が海外FX業者にとって大切な顧客になっていることが日本人向けサービスが提供されている理由です。
ということで、日本人の顧客を取り込むために多くの海外FX業者が日本人向けのサービスとして、日本語での登録サイトを提供しているんですね。
また、サポートで日本人スタッフを起用している企業も多く、メールや電話の日本語でのやりとりが可能になっています。
海外FX業者を選ぶ際には、日本人向けのサービスを提供しているところを選ぶと良いでしょう。
3.スプレッド
スプレッドとは、簡単に言ってしまえばFXの取引の際に必要な手数料のことです(スプレッドの大小は「広い」「狭い」と表現されます)
このスプレッドがFX業者の利益になります。ってことで、スプレッドは狭ければ狭いほどFX業者の利益が減り、顧客が有利になります。
FX業者は国内外に沢山存在していて、スプレッドはFX業者によって異なっています。
ということで、スプレッド以外の条件が同じであるならば、スプレッドが狭い業者を選択すると良いでしょう。
また、一般的に日本の国内FX業者は海外のFX業者と比較してスプレッドが狭いです。
スプレッドの比較方法についてだが「FX-on」がスプレッドのリアルタイム比較をサイトに掲載しているので、業者選びの際には確認してみると良いでしょう。
[kanren postid=”425″]
4.信託保全の有無
信託保全というのはFX企業が顧客から預かった保証金を信託銀行等の第三者に管理してもらい資金を保全するというものです。
信託保全のメリットはFX業者が倒産した際にも自分がFX業者の口座に預けていた資金がしっかりと残るということです。
つまり、自分が利用していたFX業者が倒産したとしても資金が安全に守られるというシステムです。
日本の国内FX業者の場合は、法律によって信託保全が義務化されています。
しかし、海外FX業者の場合には信託保全は必ずしも義務化されていないので利用する場合には、信託保全の有無を確認しておいた方がよいでしょう。
信託保全があってマジで助かった件について
大企業のFX業者ならいきなり倒産したりはしない・・・そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
しかし、2015年1月15日に起こったスイスフラン・ショックによって、当時取引高世界第3位であった超大手のFX業者「アルパリUK」が破綻するという事件がありました。
アルパリUKが破綻を発表したのはスイスフラン・ショックの翌日の2015年1月16日で、スイスフラン・ショックから僅か1日で破綻しています。
アルパリUKが破綻したことで、日本にある子会社のアルパリ・ジャパンも取引停止になってしまいました。
その当時、僕はアルパリ・ジャパンを利用していましたが信託保全があったので資金は全額保全されました。
ということで、FX業者が破綻することは十分にありえることだと認識してFX業者を選ぶようにした方がよいでしょう。
5.追証・ゼロカットの有無
どうして手数料を貰って取引の代行をしているだけのFX企業が破綻するの?という疑問を持つ方もいるんじゃないだろうか。
結論から言ってしまえばその理由は追証(おいしょう)とゼロカットの有無によるものです。
追証とゼロカットはFX業者を選ぶ際に確認すべきポイントなのでこれについても簡単に紹介していきます。
追証とは?
FXでは証拠金(FX業者に預けてある資金)が不足しそうな場合には、大きな損失が発生しないようにするためにFX業者が強制的に取引を決済させることがあります。
これを「強制ロスカット」といいます。
ロスカットがあれば、基本的に証拠金がマイナスになることはないのですが値動きが大きい場合にはロスカットが間に合わず証拠金がマイナスになることもあります。
証拠金がマイナスになった場合にはマイナスになった分の証拠金をFX業者に支払う必要があります。
このマイナスになった分の証拠金の請求が「追証」と呼ばれるものです。簡単に言うと借金みたいなものですね。
まあ、めちゃくちゃリスクをかけなければ追証になることなんてないんですが。
ちなみに、スイスフラン・ショックの際には、リスクをかけすぎていたせいで億単位の追証が発生して破産したという人もいます。
ゼロカットとは?
追証が存在するのであればFX業者は基本的には破綻はしないはずです(追証を回収できないというケースもありますが)
海外のレバレッジは100倍~500倍なので強烈なレバレッジをかけて取引して追証を喰らった場合には、かなりの損失になってしまうことがあります。
それを助けるためのサービスが「ゼロカット」です。
ゼロカットとは証拠金がマイナスになってしまった場合にも追証が発生しないという素晴らしいサービスです。
「マイナスになってしまった証拠金分の損失はFX業者が肩代わりするよー」という感じのものです。
アルパリUKが破綻してしまった理由は、特大の証拠金マイナスをゼロカットして会社の資金が不足してしまったことが原因です。
先ほど、スイスフラン・ショックで億単位の追証が発生した投資家がいると書きましたが、ゼロカットを提供しているFX企業で取引をしていれば投資家自身に追証は発生しなかったということです。
国内FX業者・海外FX業者とゼロカット
ゼロカットは借金を背負うリスクをなくすサービスなので、ぜひともゼロカットを提供しているFX業者を選びたいところです。
しかしながら、国内FX業者ではゼロカットのサービスは提供されておらず、海外FX企業でしかゼロカットのサービスは提供されていません。
海外FX業者の全てがゼロカットを採用しているわけではないので、サービスを受けたい方は確認してからFX業者と契約するべきでしょう。
6.取引可能な通貨ペア
FXをする際には日本円で米ドルを買うというような取引を行います。
この通過の組み合わせを通貨ペアといいます(表記方法はUSD/JPYというように2つの通貨にスラッシュを入れる)
実は、取引可能な通貨ペアはFX業者によって異なります。
つまり、特定の業者では自分が利用したい通貨ペアが使用不可能な場合があるということ。
取引可能な通貨ペアは多いに越したことはないですが、これからFXを始めようという方はメジャーな通貨ペアがあれば十分です。
メジャーな通貨は米ドル(USD)ユーロ(EUR)日本円(JPY)英ポンド(GBP)豪ドル(AUD)の5つ。
基本的に、どのFX業者でも上記の通貨を組み合わせた取引は可能になっています。
スプレッドの確認と同時に、軽く取引可能な通貨ペアも確認しておくとよいでしょう。
[kanren postid=”380″]
オススメのFX業者
ここまで、FX業者を選ぶ上でのポイントを紹介してきましたが、ここからはオススメのFX業者を紹介していきます。
僕は余裕をもって安定した取引を繰り返して徐々に資産を増やしていくという考えで自動売買をやっています。
ということで、100倍~500倍のハイレバレッジは必要無いし、ゼロカットも必要ないので国内FX業者を使っています。
まあ、レバレッジ25倍は若干窮屈に思うこともありますが、国内の方が安全性が高いので国内口座を利用しています。
オススメのFX業者(国内編)
僕が現在使っている国内FX業者は「OANDA JAPAN」です。
自動売買を始めたばかりのころはアルパリジャパンを使っていましたが、親会社のアルパリUKの破綻をきっかけに業者の変更しました。
OANDA JAPANについて上に書いたFX業者を選ぶポイントと照らしあわせて紹介しておきます。
[aside type=”normal”]OANDA JAPANと選ぶポイント
1.MT4に対応してる?
対応している
2.国内FX業者か海外FX業者か?
国内FX業者なのでレバレッジは25倍
3.スプレッド
MT4対応のFX業者の中ではスプレッドが一番狭い
アルパリジャパンも狭かったが、OANDA JAPANはさらに狭い
4.信託保全の有無
国内FX業者なので、もちろん信託保全アリ
5.追証・ゼロカットの有無
国内FX業者なので、ゼロカットは無い
つまり、追証が発生する可能性がある(レバレッジ25倍で追証が発生する可能性はかなり低い)
6.取引可能な通貨ペア
主要通貨ペアにとどまらない充実の72通貨ペア(2015年5月現在)主要通貨ペアさえあればいいし、ぶっちゃけそんなにも必要ないですが。[/aside]
OANDA JAPANの個人的な評価
元々はアルパリジャパンの影に隠れていたけれど、アルパリの破綻で一気に国内最大手のMT4利用可能FX業者になりました。
何よりもスプレッドの狭さが魅力的です。
スキャルピング(小さな利益をコツコツ積み重ねる取引方法)の場合には、ボジションを何回も持つことになります。
当然ながら、ポジションを持つたびにスプレッドを払う必要があるので、スプレッドの狭さは自動売買にとって非常に重要な要素になります。
スキャルピングのEAを使う場合には、手数料を払う回数が増えるのでスプレッドの狭さは特に重要になるということです。
OANDA JAPANは国内のMT4利用可能FX業者の中でスプレッドが圧倒的に狭いためスキャルピングに特に強いです。
また、アルパリジャパンから移動した当時は両建取引に対応していませんでしたがユーザーの希望に答えて2015年5月から両建取引可能になっています。
OANDA JAPANは両建取引ができないことだけが欠点でしたが、その欠点を克服し国内最高のFX業者になっています。
これからFX自動売買を始めようと考えている人はOANDA JAPANを選択しておけば間違いはないでしょう。
個人的には、アルパリジャパンが消えたことで現在の自動売買用口座はOANDA JAPAN以外にないと思っています。
[btn class=”rich_pink”]OANDA JAPAN公式サイトへ[/btn]
オススメのFX業者(海外編)
僕は一時期は海外のFX業者を使用していた時期もありましたが、当時使用していたオーストラリアのFX業者「Pepperstone」の日本撤退を期に、自動売買・裁量取引共に国内FX業者に一本化しました。
Pepperstoneは当時日本で一番人気のある海外FX業者でしたが、規制の結果日本人は利用不可能になってしまいました。
Pepperstoneがなくなった後の乗り換え先の海外口座としては「MyFXMarkets」や「XM.com」が人気ですね。
残念ながら僕は上に紹介した2つの業者を使ったことが無いので、約定感や日本人対応などの詳しいことはわかりません。
ちなみに、海外FX業者を利用する場合には、キャッシュバックサイトから口座を開設することを絶対に忘れてはいけないです。
キャッシュバックサイトを利用しないと結構大きな損になるので。
海外FX業者はキャッシュバックサイトを経由で口座を開設
海外FX業者を開設するのであればキャッシュバックサイトを経由して口座を開設するようにしましょう。
キャッシュバックサイトとは海外FX業者のプロモーションを行っているサイトで、そのサイトを経由して口座を開設することで取引の際の手数料が一部返ってくるというサービスを提供しています。
登録も非常に簡単で、サイト経由で口座を開設するだけで以降は取引をするたびにスプレッドの一部が返金されます。
サービスは完全無料であり登録しないことは損にしかなりません。
キャッシュバックサイトを経由せず口座を開設した後に同じ口座でキャッシュバックを受け取ることはできません。
なので、海外口座を開設する前には必ずキャッシュバックサイトを経由して口座を開設するようにしましょう。
更に詳しくは別の記事で紹介しているので、そちらの記事を読んでもらえればと思います。
[kanren postid=”296″]
ちなみにキャッシュバックが無いようなFX業者も数多くあり、その中には隠れた優良業者もいくつかあります。
ですが、良い海外FX業者を選ぶのは非常に難しいので基本的にはメジャーどころの「MyFXMarkets」や「XM.com」あたりを選ぶと良いでしょう。
キャッシュバックサイトはいくつかありますが中には怪しいサイトもあります。
ということで、日本で最大のキャッシュバックサイトで安全性の高い「FXRoyalCashBack(ロイヤルキャッシュバック)」を利用することをオススメします。
[btn class=”rich_pink”]キャッシュバックサイト「FXRoyalCashBack」へ[/btn]
国内FX業者をお得に開設する方法
残念ながら、国内FX業者はキャッシュバック対象外となっているので国内FX業者でキャッシュバックを受けることはできません。
この点も踏まえて国内業者か海外業者かを選択し、その中でさらにどの業者を利用するのか決めるようにしましょう。
とりあえずこれから自動売買を始めるというのであれば「OANDA JAPAN」を利用することをオススメします。
以上、FX自動売買(MT4対応)業者・口座のオススメを紹介でした。気合入れて書いたら記事がとんでもない長さになったけど、ここまで読んでくれた人に感謝します。
[btn class=”rich_pink”]OANDA JAPAN公式サイトへ[/btn]
コメント