今までEAの選び方を視点毎にいくつか記事にして来ましたが、今回は実践的で本格的なヤツを書いていきたいと思います。
今までの記事は「こういう詐欺EAに気を付けよう」だとか「ナンピンEAは危険」とかそういった感じの表面的なものだったので。
今回の記事は僕が基準にしているEAの選び方というのを個人的な視点に基づいて紹介していきます。
僕の個人的な意見を多く含むEA選定方法なので、一般的に良いと言われるEAでも僕個人ではイマイチと判断することもあります。
僕は自動売買を4年くらいやってて、今まで自動売買の年間収支がマイナスだったことはないし、僕の個人的なEA選定方法もある程度は参考になるのではないかと思います。
超実践的!EA選定時に見るべきポイント
まずは僕がEAを選ぶ際に見るポイントを列挙しておきます。前提として下の情報が得られるものから選ぶこととします。
そもそもこういった情報が開示されていないEAは購入に値しないので。
[aside type=”normal”]EA選定時に見るべきポイント
- 最大ポジション数
- 最大SL/最大TP
- フォワードテスト結果
- EA製作者
[/aside]
ではここからは上の4つの項目についてそれぞれどのように見ているのかということを解説していきます。
最大ポジション数
他の記事でも何度か書いていますが、僕がEAを選ぶ際に重視しているのが最大ポジション数です。
EAはポジションを複数持つものが多いですが、僕は最大ポジション数が多いEAは選ばないようにしています。
最大ポジション数は少なければ少ない方が良いと考えているので、最良のEAは最大ポジション数が1のものと考えています。
最大ポジション数が1つであればレバも掛けやすいですしリスクも管理しやすいです。
逆に最大ポジション数が多いものは、レートの変化に対してのリスクが大きくなりますしリスク管理がしにくいです。
例えば最大10ポジション持つEAがあったとして、他のEAと同等のロットで稼働をさせた場合リスクは10倍(SLの設定には左右されますが)になります。
また、最大ポジション数を考慮してロットを落とした場合には、ポジションが詰まれない限りは大した利益にはなりません。
という感じで僕は最大ポジション数が少ないものを選ぶようにしています。
最大SL/最大TP
最大ストップロス/最大テイクプロフィット(以下、SL/TP)はEAを利用する上で重要なファクターになります。
特に重要なのがSLです。SLが大きすぎるEAは僕は良いとは思いませんし、いくら成績が良くても僕は利用はしません。
例えば、少し前にSL400pipsのEAがfx-onで押されててそこそこ売れてたみたいですけど、これってレバ少し掛けてSLに刺さったらダメージ甚大ですよね。
かといってレバかけなかったらリターンもショボいわけで。
利益と損失を出しながらコツコツ増やしていくということを考えた場合、こういう一発で大ダメージを受ける可能性のあるEAはいらないです。
損切はあってしかるべきものだし、その設定が甘すぎるEAというものはリスクを掛けて利用に値しないものだと思います。
フォワードテスト結果
フォワードテストの結果もとても重視します。そもそもフォワードで成績が出ていないEAを買うというのは意味不明ですし。
バックテストの成績をアピールして販売をしているEAも数多く見かけますが、バックテストは過去の相場に極端に合うようにすれば良い結果を得ることは難しいことではありません。
というわけで、EAの真の性能はフォワードテストでしか測れません。
また、フォワード結果が良かったとしてもラッキーパンチ的なものの可能性もあるので、せめてフォワード結果が1年以上あるものを利用するようにしています。
欲を言えば2年以上の良好なフォワードテスト結果があると良いですね。フォワードテストの期間は当然ながら長ければ長いほどよいです。
EA製作者
新しいEAの導入を検討する際には、そのEAの製作者も確認をするようにしています。
fx-onであれば、そのEA製作者が他にどのようなEAを販売しているかということをチェックすることが可能です。
まずチェックするのは、そのEA製作者がどれくらいの数のEAを出品しているのかということです。次いでたくさんEAを出品している場合は他のEAのフォワードテスト結果も確認します。
ここで、10個も20個もEAを出品しているような場合は、とりあえずいっぱい出品してフォワードが良かったEAだけ売れれば良いと製作者が考えてる可能性が高いと言えます。
例えば、20個もEAを出品した場合には1年間のフォワードテスト程度であればそのうちの数個は良い結果になるものです。
そしてそのEAが売れるということになるのですが、このようなパターンのEAは長期にわたって良い成績を残すことは難しいでしょう。
もちろん、たくさんのEAを出品していても、出品しているEAの成績が全体的に良ければ素晴らしい製作者と言えるのですがそのパターンは稀であり、出品しているEAのごく一部が良い成績をだしているというケースがほとんどです。
という感じで、EAの利用を検討する際にはその製作者の質を確認するようにするようにしています。
僕が利用しているEAの製作者さんのほとんどは出品数が比較的少ないです。事前にフォワードテストを自主的に行って良いものだけを出品しようとしている人のものを利用するようにしています。そういう製品ってしっかりと作り込まれている可能性が高いですし。
まとめ
EAの導入を決める際には上のようなことを考慮して総合的に判断をしています。
実際にお金を賭けるものですし、EAを購入する際には妥協はあまりしないようにしています。
また、短期的な運用ではなく長期にわたっての運用を考えているので本当に良いと思ったものだけを利用するようにしています。
という感じで厳しめに選んでいるのでなかなか本当に良いと思うEAには出会えず、ポートフォリオに入れているEAの数は少ないです。
選んだ結果が下の記事のような感じになってます(^^)/
[kanren postid=”1350″]
自分でもEAの作成を進めようとは思っていますが、遅々として進まずといった感じです(;。;)
最近は新しいEAを積極的に導入していていますが、上記で紹介した基準を満たしたものだけを導入しています。年間収支は毎年キッチリとプラスで推移していますし、僕の選び方もある程度は参考にはなると思います。
以上、個人的な意見が多い記事ではありますが「超実践的自動売買EAの選び方を紹介するぞ٩( ᐛ )و」でした!
コメント